「クッチーナ・LIFE」オーナーシェフ橋本さんに、お店を開店した時の話を中心にお話を伺いました
(後編) 聞き手 株式会社クッキングオン 代表取締役 寺見
前編からの続き・・・
橋本 いや、これが本当にして良かったです。と、いうのが、モーニングのお客さんて、ランチや、ディナーのお客さんと全然違うんですよ。モーニングを求めてるお客さんて、喫茶店を求めてるというか、お店の空気感を求めてるんですよ。それで来られるお客さんと良くお話させて頂くんですが、私がモーニング好きなので楽しいんですよ、大手のコーヒーチェーン店には出来ない、小さいお店のモーニングという空気感。
寺見 橋本さん自身が本当に、喫茶店・モーニングが好きなんですね。
橋本 学生時代は色んな喫茶店行ってました、味もですが、そのお店の空気感を味わいに行ってたように思います。
寺見 いや、これは私、開業の根本だと思うのですが、「好きなこと」っていうのは非常に大きなパワーを生むなと思います。原動力になると思います、継続力にも繋がってきます。
橋本 結局は人相手の商売ですので、お客さんと分かち合う力は強いです。
寺見 はい、でも橋本さんは好きだけではなく、しっかりリサーチもされました、お店を出す地域に「モーニング」を食べに出る文化はあるのか、それをリサーチされました。
橋本 はい、この辺りは「モーニング」をされているお店も多く、お客さんも多いと知り、この場所に出す一つの要因には入りました。
寺見 お店を開く前の、その土地のリサーチというのは、大変大きな意味を持つと私は考えてます。
橋本 イタリア料理というのは本当は幅が広いんですよ、日本で変な高級イメージや、ランチ、若い人向けな感じになってますが、クッチーナLIFEは年配の方、おじいちゃんおばあちゃんが私のパスタを食べに来てくれる、本当に嬉しいんですよ。
寺見 そう、入口も車イスの方が入れるように、スロープが作られてます。そうゆうのも橋本さんのお店作りが反映されてますね。
橋本 はい、自分の店は、全て自分の考えが出来る分、全て自分の責任になります。そこが雇われてる時と大きな違いですかね。
寺見 始めこの物件は単なる箱の様な感じでしたからね、ゼロから自分の店にしていくのは本当にパワーがいります。
食器一つにしても自分で選定しなきゃなりませんからね。
橋本 でも本当これは寺見さんいなきゃ出来なかったと思いますよ。料理人なんで、食器や調理道具なんか、だいたいこんな感じがいいとあるんですが、今無数にデザイン・メーカー・素材・機能性がありますよね、そこはやはり寺見さんの様なプロに教えてもらうのが一番です、なにしろプレゼンが凄い(笑)
寺見 ありがとうございます。本当種類多いですからね、また、プロの現場は家庭と違って、耐久性も求められます。
料理人の方は、修行されてた所の影響が凄く出ます、メーカーまで指定される方もおられます。
橋本 わかります、使い慣れたものって大事ですからね。
寺見 はい、新商品も毎年続々出てますので、当社も勉強を止めず、お客様に最新の知識を提供し続けたいです。
橋本 よろしくお願い致します。
寺見 クッチーナLIFEさんは、ディナーは完全予約制なんですよね?
橋本 はい、前日までの予約で対応が可能です。
寺見 私も何度かお邪魔させてもらってますが、本当にゆったりと美味しいイタリアンが堪能できます、橋本さんのパスタは絶品です、あとパン、これを言わずに終われない(笑)モーニングの人気下支えにもなってるはず!
橋本 はい、パンは自家製で大変人気あります。
寺見 わかります、あれは人気でますよ。でもクッチーナLIFEさんに来ると、お店の中の雰囲気が凄くいい、ぜひみなさんにも行ってほしいお店です。
橋本 ありがとうございます。本当にお客さんが育てていってくれてるような感じがします。
寺見 今日は本当にありがとうございました。パスタの話してたら食べたくなってきました、近々伺うと思います。
橋本 ぜひ、こちらこそありがとうございました。