「クッチーナ・LIFE」オーナーシェフ橋本さんに、お店を開店した時の話を中心にお話を伺いました
(前編) 聞き手 株式会社クッキングオン 代表取締役 寺見
寺見 本日はお忙しいところ、お時間を頂きありがとうございます。
橋本 いえいえ、こちらこそありがとうございます。
寺見 橋本さん、今日は独立してお店を開業する時の話などを、中心にお聞きします。
橋本 はい、わかりました。
寺見 クッチーナLIFEを開かれた時の年齢は何歳でしたか?
橋本 34歳ですね。
寺見 おぉ、若い、本当に最近は30代での独立開業が多いです、私はそれは大変いいことだと思っています。
料理の世界に入ったのは何歳でしたか?
橋本 18歳の時ですね、料理の専門学校出てからです。
寺見 昔はそれが王道パターンでしたよね。
橋本 確かに(笑)
寺見 橋本さんとは、前働かれていたお店からの付き合いで、10年以上の仲です。
昔から、いつかは自分のお店を持ちたいとは言われてましたよね?
橋本 はい、でも、自分でお店を出すには、現実、お金が必要だったり、その時の家庭のこと、その時働いてたお店のこと、様々なことが絡み合ってきますので、自分なりに色々考えてました。あと、何から始めたらいいのか解らないというので、結構悩んでました。
寺見 確かに、橋本さんは前働かれてた店では料理長の立場であり、大変お店を愛してましたからね。
橋本 そうなんです、その時は色々悩んで、日々緊張した状態で仕事を続けてました。で、寺見さんに相談して、段々とその緊張が取れていきました(笑)
寺見 それは良かったです(笑)橋本さんもその時のイメージは、凄くいい意味で保守的という感じ、自分が勉強したものを信じて、成功させてきた感じ。
橋本 そんなことはないと思いますけど(笑)
寺見 でも、自分のお店をする時、様々なことにチャレンジされたと思います、内装もそうですが、厨房機器も、今まで使ってきた物に、プラス新しい物も導入されたり、本当に今ままでの経験とこれからの未来が爆発したイメージでした!
そこには、若さもやはりあるのかなと感じました。
橋本 内装、厨房機器、調理道具、食器、全て寺見さんに相談しました。そこから色んな方を紹介して頂いて、お店が出来ました。
寺見 オカルト的に聞こえるかもしれませんが、本当にお店をする時って、色んな偶然や出会いが重なるもんなんですよね。僕が紹介した内装屋さんなんか、前から橋本さんがその内装屋さんが手掛けたお店が好きだったり、物件も何件も悩まれましたが、引き寄せられる様に今の場所になりました。不思議なことが起こるんですよ!
橋本 本当ですね、あの時は凄く悩みましたが、結果的に全部いい形になったかなと思います。
寺見 橋本さんのこだわりはしっかり繁栄されてます、そのこだわりの中でも驚いたのが「モーニング」!!
これには私も驚きました、イタリアンですからね。
橋本 そう、これはやりたかったんですよ、モーニングって憧れでもあったんですよ、喫茶店のモーニングみたいな、料理の道に行くキッカケみたいな感じもありましたし、どうしても自分でやりたかった。
でも、イタリア料理も好きだし、両方やっちゃえみたいな(笑)
寺見 いや、でもそれこそが、自分でお店をする醍醐味でもあると思います。
自分で意思決定が出来る。
橋本 でも、みんなに反対されたんですよ、体もたないよとか、金額面で言えばモーニングて価格も少し安いので、やる意味あるのか?とか、色々言われました。
寺見 どうでしたか、されてみて。
橋本 いや、これが本当にして良かったです。と、いうのが、
後編へ続く